さにぼのぼ

猫1匹と共同生活してる獣医。獣医視点で猫や愛馬、ガジェットなど趣味のことを語ります。猫の健康管理に役立つことも書いていければ!

かぜ薬って効果あるの? 風邪の治し方

こんにちは。一号です。

更新が滞ってしまい申し訳ないです(´;ω;`)風邪を引いてダウンしてしまいました…

 

先日、愛馬が出走しましたが、勝つことは出来ませんでした。

しかし、これも一口馬主の醍醐味です。簡単に勝てたら苦労ありません。

レースでは手に汗を握りました。あの興奮はプライスレスです( ´ ▽ ` )

 

さて、風邪を引いたということで、今回はかぜ薬について書いていこうと思います。

(書くネタがふえた!笑)

医療人のはしくれとして、以前からかぜ薬の効果には疑問がありました。

 

そもそも風邪とは?

以下、大辞林の解説です。

呼吸器系の炎症性の病気で、単一の疾患ではなく、医学的には風邪症候群という。熱がでて寒けがし咳が出る。

 風邪とはくしゃみ、鼻水、咳などの症状がでる呼吸器の病気の総称で、

風邪という病気ではないのです。

また、風邪の原因となるのはウイルス感染がほとんどです。

 

基本的にウイルスというのは、薬でやっつけることは出来ません!

(インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルスなどの例外はありますが)

 

そもそも感染症とは何か?

微生物が感染源となる病気の一群です。

 

微生物には様々な種類があり、

小さいものから挙げていくと、以下のようになります。

プリオン(タンパク質)

ウイルス 20-300nm

細菌 0.5-10μm

真菌(かび)

原虫(ゾウリムシ、アメーバ、マラリアなど)1-20μm

蠕虫、ぜんちゅう(寄生虫)

節足動物(ダニ、蚊)

 

ウイルスは細菌のように自分で増殖することは出来ません。

ウイルスは細胞に入りこんで、

宿主を乗っ取りウイルスを生産させます。

このことから、

ウイルスが細菌細胞より非常に小さい微生物ということが分かりますね。

一般的な抗菌剤は細菌に効果を発揮しますが、ウイルスには効きません。

 

では、なぜ効果のないかぜ薬を販売するのか?という疑問が出ますよね。

これはかぜ薬で発熱、咳、鼻水などの症状を和らげる効果を期待してのことです。

あくまでかぜ薬は風邪を治す薬ではなく、風邪の症状を軽くするものなのです。

 

そこで僕は、漢方薬をおススメします。

くしゃみが多ければ小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、

咳が多ければ麦門冬湯(ばくもんどうとう)などなど。

漢方もれっきとした薬で、症状の改善が期待できます。

 

詳しくはまた別の機会に。

 

風邪を治すには、

自分の身体に頑張ってもらうしかありません。

つまり、自分の免疫を高める必要があるということです。

 

そのためには、

  1. 充分な睡眠
  2. 体温をあげる
  3. うがい手洗い
  4. 水分補給

が大事となります。

 

まとめ

 

あくまでかぜ薬は風邪を治す薬ではなく、風邪の症状を軽くするものなのです。

風邪の特効薬は充分な栄養と休息です!

 

某かぜ薬のCMで『風邪でも絶対に休めないあなたへ』

とのキャッチコピーが話題になりましたが、あんなの問題外です。

 

ある報告では、

熱や咳などの風邪症状が出ている方の生産性は非常に低下すると指摘しています。

 

下手に仕事に出てウイルスをばらまくより、

しっかり休むことをお勧めします。

 

f:id:sanibo:20180412181923j:plain アンモナイト!